補益(三黄瀉心湯:さんおうしゃしんとう) 【第2類医薬品】
【製造元】一元製薬株式会社
【効能又は効果】
体力中等度以上で、のぼせ気味で顔面紅潮し、精神不安、みぞおちのつかえ、便秘傾向のあるものの次の諸症:
高血圧の随伴症状(のぼせ、肩こり、耳鳴り、頭重、不眠、不安)、鼻血、痔出血、便秘、更年期障害、血の道症
※効能・効果に関連する注意
注)血の道症とは、月経、妊娠、出産、産後、更年期など女性のホルモンの変動に伴って現れる精神不安やいらだちなどの精神神経症状および身体症状のことである。
【成分】
本品100錠中
日局オウレン末・・・・・5.0g 日局ダイオウ末・・・・・12.5g 日局オウゴン末・・・・・5.0g
自社製別紙規格水性エキス・・・・2.5g
【用法及び用量】
大人 1回5~8錠
1日2回、朝食時、就寝時30分前に服用
【漢方専門薬剤師からの注意点】
三黄瀉心湯(さんおうしゃしんとう)や黄連解毒湯(おうれんげどくとう)を使用する人の特徴は、赤ら顔でのぼせがあるのが特徴で、目の充血や鼻血などがよくあります。
顔がのぼせるということは、熱や気が頭に上がっているという状態であるため、神経過敏になったり、興奮している状態ですので、頭痛やめまい、不眠などが症状として現れます。
イメージとしては怒ったときに顔が赤くなるというような状態で、このような状態がよく起こったりする方は、神経や熱を沈めてあげることで良くなります。
三黄瀉心湯と黄連解毒湯を使用する人の区別は、便秘気味があるかないかで、便秘気味であれば三黄瀉心湯を使用します。