桃核承気湯(とうかくじょうきとう) 【第2類医薬品】
【製造元】一元製薬株式会社
【効能・効果】
体力充実し、便秘の傾向を伴い、下腹部に圧痛をみとめるものに用いる
月経困難、月経不順、月経不順による諸種障害、
更年期障害、坐骨神経痛、こしけ、めまい、のぼせ
高血圧、腰痛、痔疾
【成分・分量】(本品100錠中)
日局ケイヒ末・・・・・・・2.5g 日局硫酸ナトリウム・・・・2.0g 日局ダイオウ末・・・・・・0.8g
日局カンゾウ末・・・・・1.2g 日局トウニン末・・・・・・・・1.2g
自社製別紙規格水性エキス・・・・・・・1.0g
【用法・用量】
大人 1回12~15錠
1日3回、食前1時間又は空腹時、温湯にて服用
【漢方専門薬剤師からの注意点】
桃核承気湯(とうかくじょうきとう)を使用する人の特徴は、体力がある人で、便秘傾向、のぼせがあり顔が赤ら顔であるのが特徴で、漢方でいうお血(おけつ)という状態に用います。
お血(おけつ)とは簡単に言えば、血液の流れが詰まって、悪くなっている状態のことで、症状としては、
冷えのぼせや肩こり、
頭痛、めまい、高血圧、
下腹部の圧痛、生理前の生理痛がひどい、
生理出血で血の塊が出る、
神経が過敏になる
舌が暗紫色になるなど
様々な症状があります。
同じようにお血(おけつ)に用いる漢方薬としては桂枝茯苓丸(けいしぶくりょうがん)がありますが、桂枝茯苓丸よりも症状が強いです。