
当帰芍薬散料(とうきしゃくやくさんりょう)
【製造元】長倉製薬株式会社
【効能・効果】
比較的体力が乏しく、冷え症で、貧血の傾向があり、疲労しやすくときに下腹部痛、頭重、 めまい、肩こり、耳鳴り、動悸などを訴える次の諸症
月経不順、月経異常、月経痛、更年期障害、産前産後あるいは流産による障害(貧血、疲労倦怠、めまい、むくみ)、めまい、 頭重、肩こり、腰痛、足腰の冷え症、しもやけ、むくみ、しみ
【用法及び用量】
1日3回、食前1時間又は空腹時、温湯で服用
なお、年齢、症状により適宜増減する。
【成分・分量】
本剤は大人 1 日の服用量 4.5g 中に次の成分を含んでいます。
トウキ末・・・・・0.5625g ブクリョウ末・・・0.750g
センキュウ末・・・0.5625g ビャクジュツ末・・0.750g
シャクヤク末・・・・0.750g タクシャ末・・・・0.750g
【漢方専門薬剤師からの注意点】
当帰芍薬散(とうきしゃくやくさん)を使用するタイプの人は貧血気味であるため、疲れやすく、めまいや立ち眩みなどをしやすい人です。
また、当帰芍薬散を用いる人は水分代謝も悪くむくみやすいのも特徴です。
不妊症に当帰芍薬散と温経湯がよく用いられるのですが、両処方とも貧血気味で冷え症があり血行が良くないのが共通点なのですが、温経湯を用いる人のほうがより体力がなく、唇が乾燥し、手はほてりやすいのが特徴です。
一般的に温経湯や当帰芍薬散を用いる人の生理痛(月経痛)は生理前にあるのではなく、生理中に痛み、生理の量が少なく薄いというのも特徴としてあります。

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