温清飲(うんせいいん) 【第2類医薬品】
【製造元】一元製薬株式会社
【効能又は効果】
患部が乾燥して赤味を帯び、熱感があり、掻痒がひどく、
かくと粉がこぼれるような皮膚炎、蕁麻疹(じんましん)、皮膚掻痒症
【用法及び用量】
大人 1回4~6錠
7~13才迄 1回2~3錠
1日3回、食前1時間、又は空腹時服用
【成分】
本品100錠中
トウキ末・・・・・・・4.1g シャクヤク末・・・・・3.1g センキュウ末・・・・・3.1g オウゴン末・・・・・・3.1g
サンシシ末・・・・・・2.0g オウレン末・・・・・・1.5g オウバク末・・・・・・1.5g ジオウ末・・・・・・・4.1g
水製エキス・・・・・・2.5g
【漢方専門薬剤師からの注意点】
温清飲(うんせいいん)は皮膚の乾燥を治す「四物湯(しもつとう)」と熱感や炎症を静める「黄連解毒湯(おうれんげどくとう)」を合わせた漢方薬です。
温清飲(うんせいいん)をアトピー性皮膚炎や湿疹などの皮膚病に用いる場合の特徴は患部が乾燥して赤味を帯び、熱感があり、かゆみがひどく、ひっかくと粉がこぼれるようなもので、季節的には季節の変わり目や秋、冬に増悪するものが特徴です。
貧血気味の方のアトピー性皮膚炎などはこのタイプの方が比較的に多いです。
生理不順や更年期障害、神経症などの血の道症に使用する場合、冷え症はなく乾燥肌で顔が赤くのぼせやすいのが特徴です。
のぼせに使用する漢方薬は他にも
「人参当芍散(にんじんとうしゃくさん)」や「苓桂朮甘湯(りょうけいじゅつかんとう)」、「加味逍遥散(かみしょうようさん)」、
「抑肝散(よくかんさん)」、「桂枝茯苓丸(けいしぶくりょうがん)」、「桃核承気湯(とうかくじょうきとう)」、「黄連解毒湯(おうれんげどくとう)」など体力や体質に応じてさまざまあります。
詳しくはカテゴリの「のぼせ(赤ら顔)」をご参照下さい。