十味敗毒湯(じゅうみはいどくとう) 【第2類医薬品】
【製造元】一元製薬株式会社
【効能・効果】
体力中等度なものの皮膚疾患で、発赤があり、ときに化膿するものの次の諸症:
化膿性皮膚疾患、急性皮膚疾患の初期、じんましん、湿疹、皮膚炎、水虫
【用法及び用量】
大人 1回6~8錠
1日3回、食前1時間、温湯で服用
【成分】
(本品100錠中)
日局 キキョウ末・・・・・・2.9g 日局 センキュウ末・・・・2.9g 日局 ショウキョウ末・・・・2.9g
日局 ブクリョウ末・・・・・2.9g 日局 カンゾウ末・・・・・・1.6g 別紙規格(1)サイコ末・・・・2.9g
別紙規格(2)ボウフウ末・・・2.2g 別紙規格(3)ドクカツ末・・・2.2g 別紙規格(4)オウヒ末・・・・2.9g
別紙規格(5)ケイガイ末・・・1.6g
【漢方薬剤師からの注意点】
十味敗毒湯(じゅうみはいどくとう)は化膿性の皮膚疾患に使用します。
にきびや吹き出物、湿疹などに使用する場合、皮膚が腫れて、赤身があり熱をもっているのが特徴です。
また、皮膚疾患以外にも、アレルギー体質者の中耳炎やリンパ腺炎などにも使用します。
十味敗毒湯はにきび、吹き出物に最もよく使用される漢方薬ですが、のぼせやすく(顔が赤くなりやすく)、顔にだけにきび、吹き出物ができる人には清上防風湯が適しています。